早期治療の勧め
早期治療により、難度の高い矯正治療を回避させることができます。
例えば、抜歯などの外科的処置の減少が期待できます。
学校健診などで、小学生の高学年以降の児童生徒に重度の不正咬合が目立ちます。
その原因は低年齢期の小さなひずみです。
それが成長とともに増幅され、重度の不正咬合となってしまいます。
矯正治療を行う際、顎の発育が不充分で、大人の歯がきちんと並ぶスペースがないと歯を抜かざるを得ないケースがあります。
早期(乳歯期、混合歯列期まで)に顎の骨格、歯、咬合に係る筋肉の問題を解決しておくと、歯が永久歯列に生え換わるときに歯並びの問題が起こらなくなる可能性があります。
また、もし咬合の問題が起こっても、最終的にマルチブラケット装置を使用して治療することになっても比較的簡単に治療が可能になります。
成人の矯正治療は顎の成長発達を利用することができないので、歯の移動のみで治療を行わざるを得ず、抜歯を余儀なくされる症例が多くなります。
治療の費用が大幅に軽減される可能性が高くなります。
歯が生え換わる前に治療を開始するとT4Kなど比較的簡単な治療装置による治療が可能になります。
*T4Kなどの簡単な装置の場合装置の費用は3~4万円ですが、歯が生え換わった後本格的気なマルチブラケットの治療になると最低でも50万円以上の費用がかかることが多くなります。
各治療法の特徴はこちらをご覧ください。
顔全体のバランスを整えることができます。
小児期に、顎の成長にあわせて歯並びを整え、しっかりバランスよく噛むことが身につけば、顔全体のバランスがよくなります。 歯並びの問題は顎の骨格の問題に関係があります。 早期治療は成長期の顎の正常な発達を助けます。顎が正常に発達していれば歯並びがきれいになる可能性が高くなります。また、ブラケットなどの治療が必要になった場合仕上がりが美しくなります。